「ミリ波レーダ非接触生体情報センシングを用いた革新的医療機器」事業を推進
非接触・ディジタル技術を駆使して睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対するヒトに優しい解決ソリューションの提供を目指す株式会社マリ(京都市、代表取締役:瀧宏文、以下マリ)はNEDO 2023年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業 PCAフェーズ」に採択されましたことをお知らせします。
マリは睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対して、ミリ波レーダによる非接触センシングを用いた患者への負担が少なく受け入れやすい完全非接触の診断・治療法の提供を目指しております。マリはこの度NEDOが実施する2023年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」第3回公募のPCAフェーズとして、MedVenture Partners株式会社、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、グローバル・ブレイン株式会社(KIRIN HEALTH INNOVATION FUND)、京都キャピタルパートナーズ株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社による出資を条件として採択されました。マリはこれらの資金を元に「ミリ波レーダ非接触生体情報センシングを用いた革新的医療機器」事業の推進を行い、当該医療機器の薬事申請へ向けた関連技術の開発・確立と臨床研究や治験の準備を進めて参ります。
採択決定された助成事業:
・事業名:
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
2023年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(PCAフェーズ)
・申請者:株式会社マリ
・助成事業の名称:ミリ波レーダ非接触生体情報センシングを用いた革新的医療機器
参照 URL: https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100429.html
・認定VC:
MedVenture Partners 株式会社
・参照 URL:
NEDO国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
決定「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」公募に係る第3回受付分の実施体制の決定について
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100429.html
交付決定事業者一覧(予定含む)(428KB)
https://www.nedo.go.jp/content/100974605.pdf
【株式会社マリ 概要】
会社名:株式会社マリ (英文名:MaRI, Co., Ltd.)
代表者:代表取締役兼CTO 瀧 宏文
所在地:〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町91
京都リサーチパーク9号館104号室
設立日:2017年11月
事業内容:
非接触センシング・ディジタル信号処理技術による睡眠呼吸障害の診断・治療等医療機器の開発、製造、販売及びミリ波レーダを活用した非接触ヘルスケアモニターの開発、製造、販売並びに技術ライセンス事業。
URL: https://marisleep.co.jp/
弊社はこの度ベンチャーキャピタル5社を引受先とする総額約3.4億円のシリーズBラウンドによる第三者割当増資を実施しました。これにより累計資金調達額は約10.1億円となります。
今回調達した資金により、開発中の睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関する医療機器について開発リソースの確保や医学的検証のための臨床研究・臨床試験の実施を進めてまいります。
資金調達の概要:
調達金額:約3.4億円 (累計 約10.1億円)
調達方法:第三者割当増資(シリーズBラウンド)
第三者割当増資引受先:
【既存投資家(ファンド運営会社)】
・MPI-2号投資事業有限責任組合(MedVenture Partners株式会社)
・イノベーション京都2021投資事業有限責任組合(京都大学イノベーションキャピタル株式会社)
・KIRIN・GB投資事業有限責任組合(キリンホールディングス株式会社/グローバル・ブレイン株式会社)
【新規投資家(ファンド運営会社)】
・京銀輝く未来応援ファンド3号forSDGs投資事業有限責任組合(京都キャピタルパートナーズ株式会社)
・SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合(SMBCベンチャーキャピタル株式会社)
資金調達の目的:
弊社は、非接触センシング技術と非接触刺激方法を組み合わせたヒトに優しい睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療機器の開発を行っています。SASは本邦において約500万人の治療が必要な患者がいるとされていますが、放置すると重篤な心血管疾患にもつながることから、継続的治療が必要な疾患です。ただ、標準的な治療となっているCPAP(持続陽圧呼吸療法)は継続性の面での課題が指摘されています。京都大学発ベンチャーである弊社はこれらの課題に対して、ミリ波レーダ等を用いた非接触センシングと非接触刺激の組み合わせにより、患者への負担が少なく受け入れやすい完全非接触の診断・治療法の提供を目指しております。現在、開発中のSAS治療機器について京都大学医学部附属病院での治験を進めておりますが、今回の資金調達により独自技術による治療ソリューションを確立させ、医療機器の薬事承認に向けた準備を進めてまいります。